玄米手帖は「心と身体においしい玄米ライフ」がテーマのライスライフマガジン、お米好き編集長の宝達忍が玄米食の魅力をお届けします。
本日はダイエットレシピをお探しの方や玄米初心者の方におすすめな「玄米×スープ」のメリットについてご紹介します。
もくじ
スープ、雑炊、リゾットなど、玄米手帖ではこれまでたくさんの「玄米×スープ」のレシピを紹介してきました。
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「玄米×スープ」のレシピをおすすめする理由は、玄米を食べ慣れていない方でも抵抗なく食べることができ、お鍋一つで出来て簡単に栄養を摂取できるからです。
ここで改めて「玄米×スープ」の組み合わせのメリットについてご説明します。
白米に比べると、玄米は表面を糠層に覆われているため粘度が低めです。
このモサっとした食感が苦手な方も多いと思いますが、逆にこれを活かせば白米のようにスープに入れたそばからどんどんふやけるという事もなく、最後までサラッとした食感を楽しむことができます。
スープで煮込むことにより玄米特有の糠の香りも気にならなくなるため、玄米初心者の方でもおいしく食べられます。
丼物などの一皿料理は栄養が偏ると言われがちですが、一皿で栄養を摂れるように工夫すれば良いだけのことです。
お鍋に野菜と多少のタンパク質を入れて煮込み、最後に玄米を投入すれば、一皿でもバランスの良い食事をすることができます。
便通改善やお肌の乾燥対策のためにもこまめにお水を飲んだ方が良いのですが、わかっていてもついつい忘れてしまうのが水分補給。
特に冬は隠れ脱水が多い季節、ただお水を飲むだけでなく、普段の食事も汁物を必ず取り入れたり、玄米×スープのレシピでしっかり水分を摂れるよう意識しましょう。
以外と難しいのが「身体がポカポカする!」という食事をすること。
極論を言えば白湯でもかまいませんが、一日に一度で良いのでお腹を温かいもので満たすと、身体の巡りが良くなります。
玄米×スープの朝ごはんで一日を始めると、空っぽのお腹にたっぷりの水分と栄養が入り温まることで、身体が目覚めて調子良く過ごせますよ。
油を使うレシピもありますが量は必要最低限なので、揚げ物や炒め物のおかずを食べるよりヘルシーです。
レシピで使用する玄米の量は100〜150gですが、低脂質でも水分のおかげでしっかりお腹に溜まるので脂質制限やダイエットにもおすすめです。
お米、汁物、主菜、副菜、のようなバランスの取れた食事は理想的ではあるのですが、この理想の食事を一日三食食べると塩分過多になってしまう場合があります。
特にお味噌汁と主菜は塩分が高いので、一食だけでも汁物とおかずを一緒にした玄米×スープに置き換えると、塩分カットになります。
浮腫みが取れないなという時は、汁物を減らすか玄米×スープにして塩分量を調整しましょう。
中にはまな板と包丁すら使わないレシピもあり、作り方もお鍋に順番通り入れるだけ、調理時間も短くお皿も一枚で済みますから究極の時短飯です。
面倒くさがりなわたしは、器にもなるお鍋を愛用し更に横着しています。
ひとつだけデメリットを挙げるとすれば「意識しないと咀嚼が少なくなること」です。
白米より消化に時間のかかる玄米は、しっかり噛んで食べるのが大前提(白米だって飲んではいけません!)咀嚼回数が少ないと胃腸に負担がかかり、満腹中枢が麻痺してつい食べ過ぎてしまうので、サラサラ〜っと流し込まずにしっかり噛むように心掛けましょう。
一口食べたらスプーンを置くようにすると、味わって食べることができますので、早食いになってしまう方は試してみてください。
「玄米×スープ」の魅力についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
どんなに健康に良い食事でも「面倒くさい」「好きじゃない」そんな気持ちが湧いた時点で健康に良くはない「心の底からほっとしておいしい」事が本来の食事、という思いで玄米手帖を運営しています。
忙しくて心にも身体にも気なんか使っていられない、そんな時は一日一食だけでも「おいしい」と思える物を食べてください。
おすすめは、朝食。
わたし自身も「朝ごはんだけはちゃんとおいしく食べる」を意識しています。
昼も夜も適当に済ませる日が多いですが、朝に温かい食事をするだけで胃腸が目覚めますし、エネルギー不足になることもなく一日を過ごせます。
心も身体もどうも重たいんだ、そんな方はまずは朝ごはんだけ、おいしく食べられるように工夫してみてくださいね。
「玄米×スープ」の簡単レシピはこちら!