心と身体においしい玄米ライフ

お米を食べて健康に「心と身体においしい」毎日を!

星の数ほどあるサイトの中から玄米手帖へ足を運んでくださり、ありがとうございます。

玄米手帖は「心と身体においしい玄米ライフ」がテーマのライスライフマガジンです。
お米好き編集長の宝達忍が、玄米食の魅力をレシピやコラムを通してお届けします。

低糖質高タンパクが正解とは限らない

何をもって健康とするのか、これは編集長であるわたし自身も長年答えを探してきました。

カロリー計算にPFCバランス、低糖質高タンパクを意識して、腸活には発酵食品と食物繊維を…と、数回親指を動かすだけで「理想の数値と方法」を教えてくれる、それが情報社会のメリットです。

しかし、この情報に無意識のうちに囚われ、おいしくもないものや胃腸の調子が悪くなるようなものを食べ続けている方も多いのではないでしょうか。

ジャンクフード好きでも健康診断オールAという方もいれば、毎日お肉を食べてピンピンしているお年寄りがいたり、タバコもお酒も嗜むけどマルっと健康体!という方もいます。

体質、体型、生活習慣、一人ひとり違うように、健康の基準や健康法にも絶対はありません。

医学的に好ましいとされる数値を振り切っていないのであれば、本人が調子良く過ごせる状態がその人のベストということ。

健康に良いらしい、そんな情報を鵜呑みにして身体に無理を強いていると心まで荒んでしまいます。

情報も大切、でも心と身体の声も大切

かくいうわたしも、ここ数年主流になっていた低糖質高タンパク重視の情報に取り憑かれたひとりでした。

「中性脂肪値が高いので糖質を控えめに」と言われたことをきっかけに、理想と数字に囚われ、迷走に迷走を重ねた結果、手に入れたのは重たく浮腫んだ身体と闇のようなメンタル。

もう、どうにでもなれ、欲しているものを食べよう。

カロリーとPFCの計算、うんざりしながら食べた嫌いなお肉、鼻を摘んで飲んだプロテイン、胃腸をボロボロにしたヨーグルト、全部放り投げた瞬間身体がスーッと軽くなりました。

白いご飯とお味噌汁、おにぎりにお寿司にチャーハン、好きなものはすこぶるおいしい!

好き勝手食べること1週間、燻り続けてパンパンだった下腹部はぺったんこになりました。

「おいしく食べてスムーズに出す」だけなのに、身体は軽くなり、ドス黒い感情しか湧いて来なかったメンタルも自然と前向きに。

健康とは何か…情報に囚われ悩み続けた2年間、答えを教えてくれたのは他でもないわたし自身だったのです。

もしあなたが、理想や数字に囚われて結果が出ずにもがいているのであれば、勇気を出して一度離れてみてください。

心と身体の声を聞いてみたら、案外すぐ側に答えがあるかもしれません。

心と身体においしい玄米ライフ

玄米手帖における「心と身体においしい」の定義は次の通り。

  1. 食事をおいしいと思えること
  2. 消化から排泄までスムーズに行えること
  3. メンタル的な安定が得られること
  4. 1〜3を毎日継続できること

「おいしく食べてスムーズに出す」ことができれば身体は軽く気持ちも安定します、たったこれだけのこと、それを叶えてくれたのが玄米食でした。

長時間の浸水が手間だったり、食感や味が苦手…など、ハードルの高いイメージを持たれがちな玄米ですが、今は白米同様に炊けて癖のない味の商品もたくさんあります。

玄米手帖では、玄米をおいしく手軽に取り入れるためのアイディアを、スーパーで買えるメーカーの玄米を使ってご紹介していますので参考にしてみてください。

玄米手帖で伝えたい想い

玄米手帖と謳っている以上、玄米食の魅力をお伝えしているわけですが、あくまでも「こんな方法で健康になれたよ」という一例をお伝えしているに過ぎません。

わたし自身、有資格者でもなければ専門家でもありません。

心と身体に正直になった結果、お米を食べている時がいちばん調子が良かった。

でも中性脂肪値に響くとまずいし、それなら白米よりGI値の低い玄米を選べばしっかり一人前食べられるじゃないか!

そうやって工夫して辿り着いたのが玄米食だった、というだけです。

今、この文章を読んでいらっしゃるということは、少なからず健康についての悩みを抱えておられるのではないかと思います。

世の中の理想を全部手放して、お米を食べて健康に過ごしている実例がここにある。

そんなひとつの事実ではありますが、情報迷子になってしまった方にとって、自身の正解を見つけ心と身体においしい毎日を送れるきっかけになれれば幸いです。