玄米手帖は「心と身体においしい玄米ライフ」がテーマのライスライフマガジンです。
本日は、年末年始食べ過ぎてしまった方におすすめの「玄米リセット」の方法をご紹介、編集長である宝達忍が実際に食べたメニューも公開します。
もくじ
クリスマスに忘年会にお正月、いつもの食生活を保つにはなかなか難しいのが年末年始です。
個人的にはせっかくだから「楽しく味わって」過ごすのが良いと思うのですが、ストッパーが外れてしまった…という方も多いのではないでしょうか。
わたしはと言いますと、腹八分目で食べていたものの、外食や中食が続きほぼ自炊をしない2週間を過ごした結果、完全に胃腸のリズムが狂いました。
お正月が明け普段の玄米食に戻したのですが、どうも調子が戻らない。
玄米食を気長に続けていれば戻るのは知っているのですが、身体の重さに耐えられず「一旦リセットしよう」と7号食3日間リセットに挑んだ次第です。
「7号食」とは、「1日に玄米ごはん1杯で10日間過ごす」という健康法。
「1日に玄米ごはん1杯」というハードな方法を、より実践しやすい方法にアレンジしたのが7号食ダイエットで、7号食で過ごす10日間と回復食で過ごす4日間、合計14日間で構成されています。
詳しい方法と、過去の体験記はこちらの記事をご覧ください。
栄養豊富な玄米で最低限の栄養を摂りながら、胃腸を休ませることで体質改善を試みるのが目的の7号食ダイエット。
ただし、体験記を読んでくださるとわかると思いますが、14日間で減量効果は出るものの個人的にはあまりおすすめはしていません。
そのかわり玄米手帖で推奨しているのは、味覚と便通をリセットする3日間のコース。
7号食3日間リセットは「減量」という意味でのダイエット効果を期待できるものではありませんが、メンタル的な負担をかけずに胃腸を休ませるのにちょうど良い日数です。
7号食を実施する際の注意点
玄米を食べたことがない方、食べる習慣のない方がいきなり7号食に挑戦すると、消化不良など体調に支障をきたす恐れがあります。
そもそも玄米は好き嫌いが分かれる食べ物でもあります、何事も極端すぎると身体に負担がかかりますので、まずは白米を玄米に置き換えて様子を見ることから始めてください。
玄米食に興味のある方は、こちらの記事も合わせてご覧ください。
3日間9回の食事のうち完全な7号食は5回だけ、2日目の3食目に具なしのお味噌汁、3日目は普通のお味噌汁に戻し、4日目からはおかずありの通常食に戻ります。
7号食の注意点はこちら。
飽きてしまった時はこちらのアレンジレシピをお試しください。
玄米を食べ始めて9年目、普段から食べていることもあって1食だけ7号食を食べることはあっても、数日間続けるのは久しぶりでした。
忘れかけていた注意点を振り返りながら実践、まずは朝一番のコーヒーを抜くことから始めました。
今回食べた玄米・玄米餅・お塩こちら!
3食7号食(玄米に胡麻塩や梅干しのみ、玄米餅も可)で過ごします。
外食の濃い味に慣れていたので、久々の素朴な味、噛み締めていただきました。
【1食目】玄米120g、何もつけずそのまま食べました。
【2食目】玄米200gと胡麻塩。
焼きおにぎりにするとカリッと香ばしくなり冷めてもおいしいので、お弁当用にもおすすめです。
【3食目】玄米120gと梅干し。
普段梅干しを食べることはあまりないのですが、酸味が身体に染みました。
1食目と2食目は7号食、3食目は玄米と具なしのお味噌汁で過ごします。
たった1日ですが、起床時の身体の重さが半減し目覚めが良かったです。
【1食目】玄米150gとお塩、炊き立てを食べました。
お塩はゲランドの塩を愛用中、ちょっと荒めの粒でお米の甘味を引き出してくれるような気がします。
【2食目】玄米餅2個とお塩。
柔らかく食べたかったのでレンジでチン、お餅になると甘味マシマシになるので気分転換になります。
【3食目】玄米170gと具なしのお味噌汁。
出汁の旨味が細胞の隅々まで染み渡るー!食のありがたみを全身で感じる瞬間です。
3食玄米と具ありのお味噌汁で過ごします。
朝からスルッと快便で、お腹もぺたんこに!身体も軽くなりました。
【1食目】玄米150gとインスタント味噌汁。
時間がなかったのでお味噌汁はインスタント、小さな野菜の欠片にも舌が喜びます!
【2食目】玄米120gと大根とネギのお味噌汁。
大根の水分がおいしい…お味噌汁ってご馳走だったんだと思い知らされますね。
【3食目】玄米150gと白菜と椎茸のお味噌汁。
大根の水分がおいし過ぎたのでお夕飯は白菜にしました、トロトロでこれまたご馳走でした、これにて無事完走です。
3日間リセットは「体重が減る」という意味でのダイエット効果はありません、あってもおそらく便秘やむくみ解消により体内の余計な水分が抜けた程度だと思います。
今回は便通のリズムが狂い、むくみが取れず重たい感じが続いていたのですが、2日目からは便通があり膨満感も解消。
外食の濃い味に慣れていた味覚もすっかり元通り、野菜だけのお味噌汁がご馳走に思えるほど、素材本来のおいしさを感じられるようになりました。
3日間リセットから既に1週間経ち、通常の玄米ライフに戻っていますが、身体が軽く毎日快調です。
玄米手帖の人気記事トップ5に常にランクインしている「7号食ダイエット」、玄米手帖では本来の14日間ではなく3日間を推奨しています。
今回は、編集長であるわたしが実際に3日間行い、そのリアルな食事記録をご紹介しました。
玄米手帖のテーマは「心と身体においしい玄米ライフ」、どんなに健康に良いと言われている食べ物でも、おいしく感じられなかったり、身体に合わないものを食べ続ける必要はありません。
玄米食に興味のある方も、まずは挑戦してみて口に合わない身体に合わないのであれば、キッパリ諦めましょう。
情報はたくさん溢れていますが、自分の心と身体の声を聞き判断を下せるのは、あなた自身です。
もし、玄米をおいしく食べている方で、外食が続いたなとか胃腸が疲れているなと思ったら、7号食3日間リセットを試してみてくださいね。
玄米ライフに興味のある方はこちら!