玄米手帖は「心と身体においしい玄米ライフ」がテーマのライスライフマガジン、お米好き編集長の宝達忍が玄米食の魅力をお届けします。
本日のおいしい玄米レシピは、年末年始の疲れた胃腸に優しい、水分代謝に優れた小豆粉末「ヤンノー」と玄米甘酒を使ったヘルシーなおしるこです。
ヤンノー … 大さじ1
玄米甘酒(濃縮タイプ)… 大さじ3
無調整豆乳 … 大さじ5
塩 … ひとつまみ
お餅or白玉 … お好みで
ヤンノーは小川生薬の「北海道産あずき粉末」を使用しました。
メーカーによって小豆の味に多少違いがあります、こちらのヤンノーは小豆の味が濃いのが好きという方におすすめです。
玄米甘酒はマルクラ食品を長年愛用中、濾しタイプでも粒タイプでも、お好きな方を使ってください。
お料理やお菓子作りに使ったり、食欲がない時や胃腸を休めたい時にもありがたい存在です。
❶ 鍋にヤンノー、玄米甘酒、無調整豆乳を入れ混ぜ合わせる。
❷ 弱火にかけ、水分が飛び過ぎないよう注意しながら加熱し、塩を振ったら出来上がり。
❸ お好みでお餅や白玉を乗せてお召し上がりください。
ヤンノーは小豆を粉末にしたもの。
小豆には食物繊維とカリウムが豊富に含まれており、便秘やむくみなどを改善する作用があります。
また、小豆の皮に多く含まれるサポニンには利尿作用や抗酸化作用があり、体内の活性酸素を除去する効果も期待できます。
豆類なのでタンパク質も豊富、さらにサポニン同様に高い抗酸化作用のあるポリフェノールに関しては、赤ワインの1.5倍と豆類の中でも含有量が高いのが特徴です。
小豆を煮るとなると時間がかかりますが、粉末ならお湯に溶かすだけで食べられるため、思い立ったらいつでも摂取可能なのがヤンノーの良いところ。
お菓子作りに使ったり、甘味を足さずに豆乳と割って飲んでもおいしいですよ。
小豆といえば「あんこ」おいしいですよね、でもお砂糖の摂りすぎはむくみの原因に…。
せっかくの小豆の効能を台無しにしないよう、甘酒で甘みをつけたお手軽おしるこをご紹介しました。
甘酒はブドウ糖やビタミンが豊富で、食欲がない時も胃腸に優しくエネルギー摂取できます。
ほんのり甘いこし餡で作ったおしるこという表現が近いでしょうか、あんこのガツンとした甘味が苦手な方にもおすすめです。
ちなみに、怪しい雰囲気を醸し出しているお餅はコジマフーズの「玄米よもぎもち」、見た目は悪いですが濃厚でとってもおいしい草餅ですよ。
今回は、玄米手帖だけに玄米甘酒で作りましたが、白米の甘酒でもかまいません。
胃腸が疲れてしまった時や、食べ過ぎスイッチがONになったまま戻らない時のリセットにも最適なおしるこです。
年末年始の暴飲暴食で身体が重たい…、そんな方は小豆の力を借りてみてはいかがでしょうか。