玄米手帖は「心と身体においしい玄米ライフ」がテーマのライスライフマガジン、お米好き編集長の宝達忍が玄米食の魅力をお届けします。
本日のおいしい玄米レシピは、淡白なたらと玄米ごはんがすだちの力でご馳走になる!簡単で爽やかな炒めごはんです。
玄米ごはん … 150g
たら … 一切れ
すだち … 小さめ2個
オリーブオイル … 小さじ1
薄口醤油 … 小さじ1
塩胡椒 … 適量
❶ すだちは洗って半分に切る、たらは皮を取り塩胡椒を振っておく。
❷ フライパンにオリーブオイルを熱し、たらを両面とも焼く。
❸ たらに火が通ったら、ヘラで身をほぐし骨があれば取り除く。
❹ 玄米ごはんを加え、たらと和えるように軽く炒める。
❺ 薄口醤油、すだち1個分の果汁を絞り入れサッと炒め合わせ、最後に絞ったすだちの皮をすりおろして散らせば出来上がり。
❻ 食べる直前に残りのすだちをキュッと絞って、召し上がれ。
玄米ごはんに味を染み込ませるため、且つびちゃっとするのを防ぐために、すだちは調理中と食べる直前の2回に分けて入れてください。
すだちの皮は香りが強く爽やかなアクセントになります、ただし苦味もありますので苦手な方は省いてもかまいません。
これでもかと果汁を絞った上にすりおろした皮まで散らし、すだちを存分に味わえる爽やかな炒めごはんをご紹介しました。
たらの旨味だけでももちろんおいしいのですが、主張強めの玄米と合わせると淡白なたらの存在感がぼやけてしまうので、すだちの酸味と香りでキュッと引き締めています。
「お米×酸味」はお寿司の国の住人としては当たり前の組み合わせですが、普段の食事となるとご飯が進む「甘辛」の方が人気で「酸味」は案外出番が少なかったりします。
しかし、玄米を食べる方には是非取り入れていただきたい!
白米だとさっぱりしすぎるところを、複雑な味の玄米と合わせると深みとまとまりが出るのが、酸味の良いところ。
玄米手帖では、お寿司からサラダまで、寿司酢はもちろんレモン果汁やワインビネガーなど酸味を活かしたレシピをたくさんご紹介しています。
いつもの味付けに飽きてきたなと思ったら、是非「酸味」を味方につけてみてください、おいしい発見に繋がりますよ。